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神威杏次 official blog

【俳優・脚本・演出家 カムイキョウジのモノローグ】主に、好きな映画の話に絡めて、神威が意味不明なことを書いているブログ。◆映画の話はネタバレご注意◆

3Dプリンターが怖い。

なにが怖いって、3Dプリンターが怖い。

 

あんなものが家電コーナーで普通に販売してるって、恐ろしい。

 

…なんて話を、渋谷の行きつけのバーで、マスターと他のお客さんと三人でして盛り上がっていた。

あれは禁断の発明だと。

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そのうち、通販でモノ買ったら、メールでデータが届いてそれを自宅で3Dプリンターで形にする…なんて時代が来るよね、きっと。すでにそれに近いこと考えてる人いるでしょ、あっちこっちに。

流通いらなくなる。また人間が不要になる。

 

やがてそれは事実上の物質転送装置となって、当然の興味として「生き物を転送できないか」という発想になる。

 

「蠅男の恐怖」(1958年)やん。

 

ストーリーは、物質転送装置を発明した科学者が、自分を使って人体実験をしたところ。装置に紛れ込んだハエと合体してしまい、ハエ男になる、という素敵な物語。リメイクされた「ザ・フライ」もあるけど、僕はオリジナルの方が好きだ。オリジナルのほうが、SF映画の基本である「人類への警笛」というテーマが明確だから。

 

物体を一旦バラして移動先で再合成するという発想は、かなりの部分、今のデータ社会を予見している。人間をデータとして扱って転送するという発想は「GANTZ」でもありましたね。

 

世の中がどんどん昔のSF映画のようになっていくということは、結末も、きっと映画のようになるんだ。僕らはすでに、人類の行く末を知っているのかも知れない。

 

作れるから、なんでも作っていいという事にはならない。

売れるから、なんでも売っていいと思うのは間違いだ。

 

いらないモノってあるはずだ。