読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

神威杏次 official blog

【俳優・脚本・演出家 カムイキョウジのモノローグ】主に、好きな映画の話に絡めて、神威が意味不明なことを書いているブログ。◆映画の話はネタバレご注意◆

僕のおっぱいを探しにいこう。

僕のものだったおっぱいを弟にとられた。生まれたばかりの豚みたいな醜い弟に。

僕は僕だけのおっぱいを探すことにした。

<広告>

 

女の人の中にはミルクがたくさん詰まってる。そのミルクは男の人が毎晩注入しているんだ。

街におっぱいがやってきた。パリから来たダンサー。彼女の旦那はハーレーダビットソンに乗ったフランス人だ。

ミゲルは彼女に恋をした。
やばい、ライバル出現だ。

ストーキングして彼女を追い回しているけど、私は人妻だから、と断られている。ざまあみろ。そのおっぱいは僕のものなんだ。

ミゲルが歌を歌いだした。
昼も夜も、彼女と旦那が住むトレーラーハウスの前で、求愛の歌を歌い続けた。

ミゲルは彼女のブラジャーを盗んだ。負けてられない。僕も盗まなきゃ。盗んで頭から被るんだ。

彼女は旦那を愛していた。
旦那の足の指を舐めるのが好きで、彼の涙を瓶に溜めていた。

でも旦那のモーリスはおじさんでEDだ。二人はとても愛しあっていたけども、彼は彼女を満足させることができなかった。

ミゲルの親友がバイク事故で死んだ。
ミゲルは雨の中、泣きながら歌を歌った。その涙に彼女は感動した。

彼女はミゲルによって満足を得た。

旦那のモーリスはそれを知っていたけど、止めには入らなかった。黙認した。

大人のおじさんの涙をはじめて見た。

彼女も泣いている。可哀想だ。彼女を救うんだ。男二人から彼女を救いだして二人で逃げるんだ。

おっぱいは僕のものだ。

トレーラーハウスに忍びこんだけど、ミゲルともども、旦那に追い出された。
ミゲルは感謝してくれた。仲直りだ。

彼女とミゲルはまた愛しあった。
彼女が涙好きだと知ったミゲルは泣き続けた。愛しあっている最中も歌を歌い続けた。

彼女は本当に旦那のモーリスを愛していた。なせか涙が出るのはスペイン製のシャンプーが目に入ったからだ。

ある日、トレーラーを覗いているところをモーリスにみつかったけど、彼は怒らなかった。優しく、帰りなさいと言った。

モーリスは彼女に謝った。
「お前の好きにさせてしまった」ことを謝った。もう離さないと言った。

悔しいけど、おっぱいは彼のものだ。

夫婦のトレーラーは街から消えた。

ミゲルは哀しんで死のうとしたが死ねなかった。

でも良かったんだ。ミゲルも彼女も旦那のモーリスも、幸せになれたんだ。

明日はママの言うとおり、歯医者にいこう。
大人の歯が生えてきたから。

======


「おっぱいとお月さま」
1994 スペイン

まったくいやらしくないエロ。
成長期の少年の主観で描かれた、
めちゃくちゃ香ばしい、
涙の味がする傑作です。

これはオススメ。

 

 

おっぱいとお月さま [DVD]

おっぱいとお月さま [DVD]

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD