神威杏次 official blog

【俳優・脚本・演出家 カムイキョウジのモノローグ】主に、好きな映画の話に絡めて、神威が意味不明なことを書いているブログ。◆映画の話はネタバレご注意◆

かわいいって素晴らしい……のか。

 可愛いって素晴らしい。

 赤ちゃんが可愛いのは、その子がきちんと親の愛情を受けられるようにと、より愛されるようにと、神様が可愛く作ったのだと聞いたことがあります。

 ところで、どうして人間はロボットを可愛く作るのだろう。

 それはきっと、同じ意味で人間に親近感を抱いてほしいから。違和感を抱いて欲しくないから。

 可愛いって素晴らしいんだろうか?

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 BSで初見だったのですが、製作年をみたら2008年。もうそんな前の映画でこんなのがあったのですね。知らなかった。

『WALL・E/ウォーリー』
原題:WALL・E
2008年 アメリカ
製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ

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  主役のウォーリーも可愛いのですが、掃除ロボットの「モー」って奴がめちゃくちゃ可愛いのです。

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▲こいつですね。

可愛いって素晴らしい。
それだけでも映画を観ていられるんだから。

 女の子ロボットのイブは、電子タバコのアイコスみたいです。可愛いんだか可愛くないんだか良くわかりませんが、割りと乱暴なキャラで、腕に内蔵した銃であっちゃこっちゃ撃ちまくるところがむしろ可愛いです。

 たったひとり残された地球で700年もひとりでゴミ処理を続けるロボット・ウォーリーの話。
 ひさしぶりに会った他人、新型ロボットのイブに恋をしてしまいます。そりゃそうです、700年ぶりに女のコに会ったなら、それが例えどんなコでも、瞬殺で恋をしてしまうと思います。なんせ700年ぶりですから。

 ましてや本当に可愛いコだったらマズイです。ウォーリーのように完全にストーカーになってしまうのも無理はありません。ストーカーは犯罪です。でも訴えられても、さすがに700年ぶりと聞いたら裁判官も情状酌量にします。無理もないと。

 それくらい寂しいです、700年ひとりは。

 ウォーリーの恋愛物語としてみれば、けっこう感動できます。
ウォーリーの仕草も、なかなかの可愛いぶりです。

 

 でも、作った人たちが言いたいのはもっと違う話です。文明社会への警鐘、愚かな人間…みたいな、SF映画の定番テーマになっていきます。
 途中で人間が出てきます。完全CGI映画なのでアニメですが。宇宙船の艦長です。

「俺は生き延びたいんじゃない。生きたいんだ!」なんて熱いセリフも出てきます。

 深く考えたい人も考えたくない人も楽しめます。未見の方、おすすめです。

 

  ところで、どうして人間は、喜々としてロボットを作っているのでしょう?

 詳しいあらすじと、その辺をもうちょっとマジメに書いた話はこちら↓
 http://cinema.kamuin.com/entry/walle