神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

映画

【ない】ではなく【なくなる】がツライということ。

僕らは「失う」ことへの準備が苦手だ。人生とは失うこと。生きるとは喪失を繰り返すこと。わかっちゃいるけど…。実際に失うまでは、なにもわからない。どれだけ心の準備をしているつもりでも、いざそうなると、実は、なんの準備もできていなかったことを思い…

仮面 / ペルソナ

【ペルソナ(仮面)】心理学者・ユングの概念で「己の外的側面」「シャドウ(影)」と共に有名ですね。生きていく上で「仮面」は必要。社交性も仮面のひとつで、自分を抑えて周りを持ち上げるとか。嫌なことでも辛抱して頑張るとか。普通の人が普通にやって…

この世からSMAPがいなくなっても何の問題もないですが、ヴァンパイアがいなくなったらちょっと困る。

ヴァンパイアが好きなのですよ。いえ、ホラーが好きなのではなくヴァンパイアが好きなのです。この世からSMAPがいなくなっても何の問題もないですが、ヴァンパイアがいなくなったらちょっと困る。 <広告> // 「不老不死」「血を吸わないと生きていけない…

生きるために必要なのは

人間は、あまりに受け入れがたい事象に出会うと、それを信じたくない心理から、忘却本能が働くといわれる。 生きるために…忘れる。 忘れることによって生きていくことができる。 人間が「気を失う」…のも、恐怖のあまり精神が壊れてしまわないように防衛本能…

『理解できない』という理由で他者を否定してはいけない。

「理解できない」という理由で、他者を否定してはいけない。 その理解できない先には、きっと何かがあるに違いないから。

日本人の美学 アメリカの自由 「サヨナラ」マーロン・ブランド

マーロン・ブランド扮する米国軍人・グルーバー少佐は、仲間のケリーと共に神戸に転勤となり、そこで出会った歌劇団の女優・花荻と恋に落ちる。 「サヨナラ」1957年アメリカ映画。 「日本人との交際はご法度」とされている中で、ケリーは既に日本人女性と結…

これ、あかんやつやろ「セルビアン・フィルム」

みちゃいけないものってあるんだ。 暫くの間…性欲と食欲が80%、生きる気力が20%、減退した。 映画「セルビアン・フィルム」(2010年) 僕は、親友からDVDを借りて観たんだけど、彼は僕の許容範囲を知っているので、「神威なら大丈夫だろう」と判断…

不正確で曖昧であること

先日のこと。 新宿の路上でバッタリと友人とすれ違った。チラリと顔が見えた瞬間「●●ちゃんに似てるな。」と思ったにも関わらず…素通り。 少し時間がたってから「ん?もしかして?」と思っているとメール着信。「カムイさん、さっき新宿歩いてた?」「やっぱ…

「恋愛モノ」のポテンシャル

朝、時計代わりにつけているテレビのワイドショーで、某・有名人夫婦の別居・離婚の話題が耳に入った。絵に描いたような別れ際の男と女の性質の違い、典型的すぎて凄いですね。 <広告> // そうと決めたら切り替えの早い女と、どこまでもロマンティックな男。…

欠番の理由「怪奇大作戦/第24話/狂鬼人間」

「怪奇大作戦」第24話「狂鬼人間」。 その題材から、今や放送禁止になっている欠番。今ならYOUTUBで簡単に見れるのかも知れないけど、一時は入手困難だった代物。 刑法39条 1 心神薄弱者ノ行為ハコレヲ罰セズ 2 心神耗弱者ノ行為ハソノ刑ヲ減刑ス <広告> // …

すべてはプロレス

「ビヨンド・ザ・マット」というプロレスの裏側を描いた映画がある。 2001年、アメリカ最大のエンターテイメント企業、WWF。 試合前にレスラー同士が打ち合わせをする姿を写し、彼らの日常にスポットを当て、 命がけで戦う男たちとその家族の悲哀を描いた…

湾岸道路

「元気でいろよ」のひと言を残して 彼はあの年の夏の彼方へ消えてしまった。 あとに残された彼女としては 自分もどこかへいってしまうほかに 充実した生き方はなかった。 ふたりともいなくなり 陽が射して風が吹き これ以上のハッピーエンドはどこにもない。…

座礁船JANE

宮城県沖に座礁したロシアの貨物船「JANE号」 撮影は2008年ごろだったか、映画「新宿インシデント」のロケでジェーン号をナマで見る機会に恵まれた。 いやすごかった。 これまでの人生、ナマでみた風景の中で一番「怖かった」。 早朝に現場につき、手前…

大人の恋愛小説 「小説版 あらしのよるに」

「あらしのよるに」の小説版を読んでみた。 原作者が「決定版」だと言い切るだけあって完成度は高い。 ガブ(狼)とメイ(ヤギ)の性別を明言しなかったことは、この作品を奥深いものにした要因のひとつだろうが、この小説版でメイを女性的に描いたことは原…

壮絶に生きるということ。生きるという壮絶なこと。

ひさびさに妙なシンクロニティを感じ、不思議な気分にさせてくれた映画、 「ライフ・オブ・パイ」(劇場公開中) 「ん?これって…俺が最近、考えてることに似てる。」という感覚。偶然の一致なのか、なにかの因縁なのか、こういうことはたま~にある。 この…

嫌悪感の正体

ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」と云うSF映画があります。普通に娯楽モノとしてかなり面白い映画だけど、この映画が訴えかけている事…テーマはかなりブラック。そして、映画から25年近く経った今、カーペンター監督が危惧したことは、まさに現実…

重い映画の名セリフ集 「セブン」「オールドボーイ」「アメリカン・ヒストリーX」

我が家に大型液晶テレビが導入された。 世の地デジ化商法にまんまと乗せられるのが悔しくもあって、また、普段さほどテレビを観る人でもないので、まぁそのうち、くらいに考えていたんだけど、買ったら買ったで、やはり大画面で映画を観れるのは嬉しい。 <広…

ラストシーン

「ふたりの5つの分かれ路」(原題「5×2」)と云う映画があります。 ある夫婦の出会いから離婚までの間の5ッのシーンを切り取って描写しているのですが、第一章は、離婚の準備をしている険悪な二人のシーン。 そこから…出産…結婚…と遡っていき、最終章は…

重~い映画が好きな理由

ず~っしりと重い映画が大好きだ。 自分に限らず、ストーリー的に、結末的に「救いようのない」映画が好きな人の心理は?などと考えてみて…ひとつの答えに至った。 好きな「重い映画」はいくつもあるけど、 中でも、特に好きな映画がある。 「ドッグヴィル」…

最低な映画

ここのところ、最低な映画を続けて観ている。 別に、わざわざ最低な映画を選んでいるのではない、たまたま「最低」な映画が何本か続いた。 しかし、同じ「最低」でも、賞賛の意味がこもった「最低」と、ただどうしようもないだけの、本当の意味の「最低」と…