神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

「わんわん!」と「にゃ~にゃ~!」

男女のケンカって決着がつきません。 どちらかが疲れて終わることはあっても、どちらかが折れて終わることはあっても、明確な勝敗はつきません。 なぜなら異種格闘技戦だからです。陸の上では虎が勝つ。海の中ではサメが勝つ。 違う動物だからです。むしろ決…

面白くないからだ。

昔は、みんな悪ぶっていた。自由な人間に見られたいと頑張った。 なぜなら、世の中がマトモすぎたからだ。そこでマトモに生きても面白くなかったからだ。 今は、みんなマトモぶっている。堅実な人間に見られたいと頑張っている。 なぜなら、世の中がムチャだ…

メアリー・トッドが呼んでいる。床に着く時間だ。

最初から、女の目のまわりには青タンがついていた。 以後、デイジーのやることなすこと全部がジワジワとツボに入ってきた。 あ、デイジーとは女の名前だ。 絞首刑にされるためにレッド・ロックに向かってる女の名前。 <広告> // 公開当時、この映画のあらす…

なぜか「泣き顔」

今、ところどころの駅のホームで某・新作映画のPV動画が流れています。 そこでブラッド・ピットの泣き顔が出てきます。通りすがりに横目で見ながら「相変わらず素晴らしいなぁ~」と思っていました。 映画でも実生活でも「泣き顔」の破壊力って凄い。 <広告>…

今そこに無い景色

僕らには見えていない風景があるんだ。 【風景1】でかい人(男) でかい人はお酒を飲んで上機嫌で駅に向かって歩いていました。道すがら、誰かとバカ話を続けながら歩いています。楽しかったね♪めでたしめでたし。【風景2】知らないひと(男) 知らない人は…

10回のうち1回の法則

10回のうち1回、良い事があれば、人間は生きていける。9回のキツさを吹き飛ばすほどの1回である必要はあるけども。 必要なのは「9」を受け入れる覚悟と、「1」がとてつもなく大きい「1」であると気づくこと。 実際はもう少し多いでしょう、良い事も。ただ、…

『狐とハリネズミ』の真意

『狐は多くのことを知っているが、ハリネズミはただひとつ大事なことを知っている。』 この有名なギリシアの古い詩片は、現代では、キツネとハリネズミの「二つのタイプ」と解釈されて、主に経営学、帝王学として、ビジネス指南書などで引用されています。<…

シンギュラリティの話

シンギュラリティに関する論点は、もはや起こるか起こらないかの問題ではなく、起こるという前提のもと、それが「人間にとって幸せな未来かどうか。」に移行していく気がする。シンギュラリティ=人工知能が人間の知能を追い越すといわれている2045年問題の…

視界にないものは見えない

人間は「自分の視点でしかモノを見れない」生き物です。【視界にないものは見えない。】視界とは、過去の経験、想像力、客観性、人間性、年齢…等の要素で構成されていて、人それぞれに固有に存在する「見えている世界。」 <広告> // まったく同じ世界は、き…

「食べる」に喧嘩を売る人 ヤン・シュヴァンクマイエル

「幼い頃から、食べるということが嫌いだった。」byヤン数日前に映画「アリス」を観てから、まるで蟻の巣に引き擦り込まれたような勢いで、長編3本、短編15本くらいを一気に観漁りました。完全にハメられた… 衝撃の映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエル…

頑張りすぎな擬態と、花が綺麗で良い匂いがする理由

ただ、ただ生きるため。 捕食者から逃れるため、あるいは捕食しやすくするための「擬態」。 海底で藻(も)と同じガラになってる魚、 木の葉にそっくりな虫、 みんな必死に、ものすごく必死にギタイしているんだけど、そもそも種の保存と繁栄のためとか言い…

つまりこういうことだと思うんだ

地球というものはひとつで、 世の中の大きな流れはひとつで、 うん、それは間違いないのだけど 人間ひとりひとりに違う世界があって、違う真実がある、それも間違いではない。 そこで…、 <広告> // よく、状況が変わったときに「世界の色が変わって見える」…

「ルーツ」と「ミルグラム実験」とハンナの言葉

「残酷な時代があったんだな~」 で済ませちゃいけない。 そこにあるのは、 現代でも変わらない… 人間の普遍的な性質だから。 「ルーツ」を観た。 1977版の再放送と、2016年版の放送の第一回。当時、社会現象にまでなった大ヒット・ドラマ。17世紀~19世紀の…

歳をとると時間の経過が早く感じられるのは何故?時間は平等ではないという話

【特殊相対性理論では、ある速度で動いている観測者の時計の進み方は、それより遅い速度か静止している観測者の時計よりも進み方が遅くなることが予言され、実験的に確認されている。一般相対性理論では、強い重力場にいる観測者は、それより弱い重力場にい…

中2じゃなくても「バトルシップ」

現在、衛星放送で放送中の「バトルシップ」(2012年アメリカ)これ、公開当時に映画館で観ました。特にこれ観よう!で行ったわけではなく、ドライブと食事ついでに、たまたまやってたのを観た。これがアホみたいに面白かった。 <広告> // 「難しいこと考えた…

感動するイイ話が、全然イイ話じゃないことが多々ある

いわゆる「イイ話」系の記事ってありますよね。「こんな感動的な話が…」と云う、かなりの確率で作り話であろう、あれ。バイラルメディアが広告収入を稼ぐためにSNSで拡散させるやつですね。好きか嫌いかと言えば嫌いですし、いろいろ嘘くさいなぁと感じる。…

ライオンBと資本主義

ライオンAはシマウマさんを食べました。お腹がいっぱいになりました。その後に、シカさんが通りがかりました。ライオンAはお腹がいっぱいなのにシカさんを追いかけるのは無駄な労力なので、無視して寝ることにしました。zzzライオンBもシマウマさんを食べ…

【ない】ではなく【なくなる】がツライということ。

僕らは「失う」ことへの準備が苦手だ。人生とは失うこと。生きるとは喪失を繰り返すこと。わかっちゃいるけど…。実際に失うまでは、なにもわからない。どれだけ心の準備をしているつもりでも、いざそうなると、実は、なんの準備もできていなかったことを思い…

仮面 / ペルソナ

【ペルソナ(仮面)】心理学者・ユングの概念で「己の外的側面」「シャドウ(影)」と共に有名ですね。生きていく上で「仮面」は必要。社交性も仮面のひとつで、自分を抑えて周りを持ち上げるとか。嫌なことでも辛抱して頑張るとか。普通の人が普通にやって…

魔女狩りは終わらない

【魔女狩り】 主にヨーロッパで15世紀から18世紀に発生した社会現象のこと。「魔女」とされた人々が告発され、裁判にかけられ時に死罪となった。大規模な集団ヒステリーや、モラルパニックの例とされる。魔女の濡れ衣を着せられ処刑された人間は数十万人にも…

この世からSMAPがいなくなっても何の問題もないですが、ヴァンパイアがいなくなったらちょっと困る。

ヴァンパイアが好きなのですよ。いえ、ホラーが好きなのではなくヴァンパイアが好きなのです。この世からSMAPがいなくなっても何の問題もないですが、ヴァンパイアがいなくなったらちょっと困る。 <広告> // 「不老不死」「血を吸わないと生きていけない…

虎穴にいらずんば飛びつき腕十字

【虎穴に入らずんば虎児を得ず】 虎の子を得るためには、虎の住む穴に危険をおかして入らねばならないことから、危険をおかさなければ成功や功名は得られないということ。(どっかの辞典より) 大晦日の夜、RENA選手が決めた「飛びつき腕十字」に鳥肌が立ち…

生きるために必要なのは

人間は、あまりに受け入れがたい事象に出会うと、それを信じたくない心理から、忘却本能が働くといわれる。 生きるために…忘れる。 忘れることによって生きていくことができる。 人間が「気を失う」…のも、恐怖のあまり精神が壊れてしまわないように防衛本能…

『理解できない』という理由で他者を否定してはいけない。

「理解できない」という理由で、他者を否定してはいけない。 その理解できない先には、きっと何かがあるに違いないから。

幻視痛

幻肢痛、というものがある。例えば、事故などで左手を切断した人が、ないはずの左手に痛みを感じる。損傷のない部分が痛むのは、おそらく神経であり、神経から「痛いぞ」信号を送られる脳。その情報を遮断するのが、神経ブロック注射。 <広告> // wikiによる…

空へ

高校一年生の時、授業をさぼって、中島君の家でタバコと酒にまみれながら、皆で夢を語りながら、大音量でこの曲を聞いた。 よし、この曲のように生きよう、そう思った。 それ以来、この曲は、俺たちにとって聖典となった。 カルメンマキ&OZ 空へ

「話せばわかる」

僕は「話せばわかる」というのを信じていません。むしろ余計なことを話せば話すほどわかりあえなくなる場合もある。ただ、じゃ、会わなきゃいいのか、話さなきゃいいのか、…そういう意味ではござんせん。むしろ会いましょう。なにも話さなくてもいいから、会…

その時、そこにしかない景色

20年くらい前、撮影現場に出ると、必ず、どこかに知り合いがいた。 俳優だったり、メイクさんだったり、助監督だったり。中には3本くらい続けて同じ現場になる人も。 映画、ドラマに加え、Vシネマが腐るほど作られていた時代だから、その中でそれなりに売…

SPRING DEVIL

スプリング・デビル…と勝手に命名してみる。 実は、春って怖いらしい。 気候の変化、環境の変化によって、体調を崩し精神的にも不安定になる…「春うつ」。 年度が変わり、桜が咲き、心躍る季節だからこそ、普段から心に不安を抱えた人たちは、むしろ疎外感や…

日本人の美学 アメリカの自由 「サヨナラ」マーロン・ブランド

マーロン・ブランド扮する米国軍人・グルーバー少佐は、仲間のケリーと共に神戸に転勤となり、そこで出会った歌劇団の女優・花荻と恋に落ちる。 「サヨナラ」1957年アメリカ映画。 「日本人との交際はご法度」とされている中で、ケリーは既に日本人女性と結…