人を憎む…これほど無駄な労力はない。
第一、憎んだり恨んだりしたところで
そこから先にロクなものは産まれない。
罪を憎んで人を憎まず…。
誰がいったか知らんが名言だ。
人を許すなんて簡単だ。というか、
許す許さない、にたいした意味はない。
どうせまた同じ過ちを繰り返す可能性が極めて
高いことがわかっていても、まぁ許しておけばいい。
第一、許さなかったからって
自分の人生にさほど影響はない。
それより問題なのは、自分の罪…。
これはもう許す許さないに関わらず、
自分とは一蓮托生なわけだから、
これは辛いし、時間を要する。
罪を自覚しないで生きてきた日々より、
それを自覚してからの時間の方が
人生の中でおそらく長い。
数々の罪を認め、他人に、自分に、懺悔する。
大抵の人間にとって、それが人生後半の生きる
目的になるのではないか?そんな気さえする。
それに比べたら…
他人の罪なんて、どうでもいい事だ。
まぁ許しておけばいい