物事が順調に進む順風と、
物事が暗転する嵐、があるとしたら、
その中間の状態…が凪(なぎ)。
無風状態…どうあがいても、帆をあげても、
船がぴくりとも動かない状態。
次に順風が吹くのか、また嵐に遭うのか、
それもわからないが、
この状態はどうやらそう長くはないらしい。
必ず、風は吹いてくる。
ただ、それが微風のために気づかないことがある。
微かな順風を逃さないためには、凪の状態でも
常に帆をあげている必要がある。
次の風が順風なのか嵐なのか?
それを確かめてから、帆をあげていたのでは間に合わない。
嵐が吹いて、また一瞬にして遠くへ飛ばされるかも知れない。
でも、常に帆をあげておくしかない。
次もまた嵐なら…笑うしかない。