生きるために、誰もが仮面をかぶる。
それは、体裁だったり、社交術だったり。
本来の自分とは違う仮面をかぶる。
仮面は、自己を守るための道具でもある。
仕事で、理不尽な理由で上司に怒られたとして、
その場の収拾のために頭をさげる…
それができるのも、仮面をかぶっているから。
これは本来のオレの姿ではない、お金を稼ぐための
仕事として頭をさげているんだ…などと、
仮面が、精神の崩壊を防いでくれる。
しかし…これは仮面だから、と
いつまでも自分を誤魔化せるのものでもない。
なぜなら、人間は自らの意思で、
仮面をはずすことができないからだ。
もっと正確にいうなら、本来の顔、なんてものが
実は存在しないからだ。
意を決して仮面を外してみたら…
鏡の中にはなにもない。それが人間。
いつか…仮面が外れなくなる時がくる。
仮面をかぶり続けるのか…そう気づく時がくる。
どんな仮面をかぶっても自己を守れるだけの、
基本性能…ポテンシャルが大事だ。