100本目の撮影に入っています。
もちろん、映画・ドラマ・Vシネマなどの映像作品の出演回数です。レギュラーや2話出演は1本と数えてのものなので、正確には「100作品目」ってこと。
ただ昔から「やりたくない仕事10本よりは、やる気になれる仕事1本のほうがまだいい」とか、たいした俳優じゃないくせに、偉そうなことを言っていたクチだし、個人的な諸事情で10年前から俳優の仕事は意識的に縮小していることもありで、そもそも本数なんて、僕にとっては意味がないんですが。
ただ、年末に知人に指摘されてあらためて数えてみたら、その時点で98本。あら?もうすぐ100本じゃん、と。今回の仕事が決まった時に「じゃ、これが100本目か」
などと、意識するに至ったわけです。だから、通過点でもなければ到達点でもない。
ただの事実に過ぎないんですがね。
そんな折、その映画の現場でちょっとした再会がありました。
写真左、俳優・木村圭作サン!
23年ほど前、養成所で一期違いの先輩後輩だった間柄。年齢にして20歳と18歳くらい?のド素人&ただの若造、の頃に知り合い、別々ながら、お互いに劇団を動かして
自主公演をしているという共通項で意識しあう関係ではあった。一年にものすごい数の養成所生が入ってくる養成所だっただけに、
周りにいた数十人~数百人?の同期・先輩・後輩の中でも、実際に俳優になったのはほんの数人という世界。そんな中で、今になって二人が現場で再会できるというのも、ある意味、ものすごい確率ではあるわけです。
今も同じ世界で頑張っているのも、もうかなり前から、お互いに自然に知っていて、
共通の共演者や知人も多かったけど、なぜか当人同士が現場で顔を会わす機会がなかった。同じ映画に出た時でさえ撮影日が違って顔を合わさずに終わったり。そんな昔の仲間と、僕自身の出演100作目で会えたというのも、それもまたなにかの縁かな、などと。
本数なんて意味がない…なんて言っておきながら、しっかりマトメネタに使ってしまってますが。
木村圭作ブログ
http://ameblo.jp/k39kimura/archive1-200805.html
(5/26のブログに、再会の件、書いてくれてます。)
個人的に、今、いろんな事が起こっています。
人生とは?なんて、
永遠の命題をあらためて考えたりもしています。
頭の中のルーレットが廻り続けて、
止まらない状態が続いています。
そんな中、ひさしぶりの現場は…、
そして、同志との再会は…、
自分の「原点」を思い起こさせてくれる。
原点……、
「そもそも俺(私)ってどんな奴だったっけ?」
迷った時は、原点を思い起こしてみることだ。
ルーレットの着地点は、答えは、きっとその中にある。