きっと僕は、地上波を15分以上みると死んでしまう病気なのだと思う。
地上波テレビを観なくなって久しい。観ないというよりは、観ていられない。テレビ…特にドラマやバラエティなど一切見なくても、自分にとってはなんら問題なく生きていけることは実証済みですが。
ただ最近、その「観ていられなさ」がちょっと異常ではないかと、自分で思うのです。
ここ数年、僕の自宅では、ほぼずっと衛星放送の映画が流れていますが、たまに(間違って)地上波をつけてしまい、バラエティでタレントが騒いでいる様子が写ったり、アイドルもどきの女のコが数名で踊っていた日にゃ、イライラが瞬速でピークに達し一刻も早く別チャンネルに変えたくなるのです。誰かの家にお邪魔した時などに自然に流れている分には気にならないのですが、自宅では、本当に数分と観ていられない。
ちなみに、唯一観る地上波番組はありまして、目覚ましとして自動的に電源が入る「羽鳥慎一モーニングショー」だけは毎朝、目にする。結果、羽鳥アナ、長嶋一茂さん、玉川さん、石原良純さん…ら、あの番組に出ている方々だけが僕にとってのテレビタレントになった。ウガちゃんが可愛いのは知っている。
ある程度のテレビ離れ&ネットへの移行は、若者を中心とした既定路線なので、大きな流れとしては、それが一般的な傾向なのだとは思います。
あらためて、その理由。(神威の場合)
・情報操作、偏向報道、洗脳の匂い…が嫌い。
・アイドル(男女両方)とその社会的構造が嫌い。
・特定の芸能事務所のパワーバランスで、結果的に芸能界全体が押し下げられている様子が嫌い。
・テレビ関係の人(タレントを含む)が、自分たち以外の業種の人を総じて「素人」と呼ぶ傲慢な意識が嫌い。
等等…
一言に集約すると「傲慢さ」がビシバシと伝わってくるので、イライラして観ていられなくなるのです。
そもそもテレビは広告なので、誰かの思惑である一方向に発信されるのも当然といえば当然なのですが。
CMで自社商品を自画自賛するのが傲慢と言われたら宣伝にならないので。そういう意味じゃ、単純に広告ばかり見せられるのが嫌いというだけのことかも知れません。
ちなみに、地上波を見ていなくても、テレビの情報は入ってきてしまいます。ネットニュースです。誰かが不倫しましたと。どこぞのテレビ番組で誰かがコメントしましたと。それがネット記事になる。
えっと、いつから、ろくに取材もせずにテレビ番組の内容を紹介するのが「ニュース」の形式になったのでしょう。
あ、偉そうに文句を書きたかったわけではなく、そんなこともこんなことも感知してしまう僕のアンテナに問題があるという話なのです。
もしかしたら、僕こそが傲慢だから、傲慢に対してアンテナが反応してしまう…そんなことかも知れないのだから。
修理せねば。