神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

【神威組2020】さっそくの製作秘話&クラウドファンディングのこと。

 2019年の『ハートボイルド・フィクション』に続き、長編第二弾『スモーキー・アンド・ビター』の製作に入っています。

 いきなり製作秘話的なお話になりますが、差し支えない範囲で…。

 2019年12月3日の夜に脚本準備稿が出来るなり、すぐに望月祐多さんと萩原佐代子さんにご連絡。さらに数人の方にオファー&ご説明やご相談を進めながら、12月5日には、脚本を書く前からオファーはしていた工藤俊作さんに会うため脚本を持って下北沢のバーへ。6日には、いとまほろばの髙坂将軍に諸々相談のため会いに行き、筒井巧さんオファー。6日・7日には、従来の神威組メンバーにも順次オファーを投げつつ、伴大介さんの事務所に打診。9日、平塚千瑛さん決定。同時に可知杏奈ちゃんも即決。その頃には、筒井さんと伴さんも決定を頂いており、12日には、神威組レギュラー陣、坂本三成さん&萩田博之さんと都内で会食。状況説明しつつ意思確認をとり…数日後には、出演とガンエフェクトをお願いする栩野幸知さんに会いに高円寺へ…etc

 初動から一週間あまりで、アッと言う間にあらかたの布陣が揃っていました。

 我ながらアホみたいな行動力の一週間だったけども、オファーを快諾いただいた方も、残念ながら今回はご縁のなかった方も、せっかちな神威におつきあい頂きありがとうございました。

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クラウドファンディング。

 上記の動きからさらに一週間は、2019年内にはすべての準備を整える必要があった【映画『スモーキー・アンド・ビター』製作支援クラウドファンディング】の準備、これも超快速で進めながら、SNSでは事前告知を兼ねたキャスト発表をやっていました。

 クラウドファンディングに関しては、そのうちまたゆっくりと書きますが…。今回の第一目標(160万円)の内の映画製作費(110万円)は、本当「なんとかギリギリ映画を作ることのできる最低ライン」なのです。もちろん、そこに僕のギャラはないですし、キャスト陣も損得なんて超越して、僕や映画への気持ちだけでオファーを受けてくれている。高額なギャラを受け取る人なんてひとりもいません。その後の上映会や広告宣伝の費用もまだなく、純粋に100%、映画を作るために消える資金。ネクストゴール(200万円)達成で、なんとか少し余裕を持って撮影ができるようになる。第一目標さえ到達しなければ、実のところ大変なことになります(汗)。だから必死。

 …なんて、頑張って説明しなくても「110万円で長編映画」って聞いただけで、みなさんわかってくれるでしょうけども。普通は無理ですから、そんな金額で長編を作るのは。といいつつ「ハートボイルド・フィクション」の製作費は50万円でしたが。神威組だから、いまの僕のスタイルと仲間たちの理解と協力があるから、できることだと思います。

 クラファンは、実質的なおカネの問題だけではない、数字に出ないリスクもあります。今回、神威の呼びかけに快く応じていただいたキャスト陣に、このメンバーに恥をかかせるわけにはいかない。今はその想いだけです。


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