神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

すべては大阪から始まった。

2019年11月10日、大阪シアターセブン「ハートボイルドフィクション-神威杏次大阪凱旋上映会-」。 神威組初長編映画『ハートボイルド・フィクション』。当時、自分にあったのは、ただ「撮りたい」という想いと50万円の持ち出し製作費だけ。劇場公開も映画祭が…

【雑文】神威組、十三奮闘記【atシアターセブン】

2018年から「最も早く撮れる方法」で映画を作り「最も早く劇場公開する」方針で、ここまで走ってきました。その加速度から来るGはそれなりに強く、カラダがはち切れそうになるけども。 神威映画は、通常の自主製作映画が辿る道筋とは少し違うタイムスケジュ…

『スモーキー・アンド・ビター』の或る「いびつな脚本展開」について。

※ネタバレ改訂版(2021/2/8)映画の結末に触れています。 「スモーキー・アンド・ビター」sideAの脚本展開は、起承転結の転までは普通の物語展開で進みますが、転から結に向かうあたりで、定石から外れた「あるいびつな方向」へ向かわせています。 そんな「…

ものすごく誰かに怒られそうなお話

ものすごく誰かに怒られそうなことを書いてみます。あるひとつの思考です。 虎と人間が戦ったら虎が勝つでしょう。個体として強いのは虎です、でも人間は繁栄していて虎は絶滅危惧種です。人間は、個としての戦闘能力に劣っていたために、個ではなく全体とし…

9・12【映画『スモーキー・アンド・ビター』プレミア上映会】につきましてのご連絡。(2020年8月5日)

さて、2020年9月12日(土)に予定しております【映画『スモーキー・アンド・ビター』プレミア上映会】につきまして、「神威組official web 内 総合案内web」にはすでにアップしている内容となりますが、こちら個人ブログに転載にて、あらためて皆さまにお伝…

めっちゃかいつまんだ人生のお話。。

1997年頃、当時33歳の神威は「監督映画の実現」に向けて奔走していました。映画に限らず、自己を発信する方法が多種多様ある現代と違って「プロか素人か」オール・オア・ナッシングの時代、映画を撮りたければ大手映画会社の企画室を正面突破するしか方法が…

【神威組2020】さっそくの製作秘話&クラウドファンディングのこと。

2019年の『ハートボイルド・フィクション』に続き、長編第二弾『スモーキー・アンド・ビター』の製作に入っています。 いきなり製作秘話的なお話になりますが、差し支えない範囲で…。 2019年12月3日の夜に脚本準備稿が出来るなり、すぐに望月祐多さんと萩原…

高円寺の大スクリーンとガサキング誕生祭。

2019.9.8、東京・高円寺「ハートボイルド・フィクション」プレミア上映会 【大スクリーン&劇場音響】 座・高円寺2の大スクリーンは、想像以上に「うわ!映画館!」でした。大画面&劇場音響での上映は、あらたな発見の連続。 画面が大きいことで…観る側が…

9・8「座・高円寺2」上映会に向けて。

2019年初頭からの長~い道のりが一旦のゴールを迎えます。いや、2018年からの…ですね、昨年の短編2本から、同じスタイルで長編を撮る…が今回のコンセプト。 同じスタイル…とは「できる限りの事は自分がやる」今の自主製作スタイルのことですが、第一の理由…

【映画の構成とメインエピソードあらすじ】ハートボイルド・フィクション

2019年9月8日(日)「座・高円寺2」でプレミア上映となる監督映画「ハートボイルド・フィクション」についての紹介記事です。 【映画の構成】 時間的には「中編」に値するメイン・エピソード「BAR(MAY2)~JUSTICE」を軸に、ドタバタB級映画へのリスペクトを…

ようやくここまで来た…ところで、ちょいと独り言。

2019年7月1日、9月8日「座・高円寺2」上映会のチケ発。 「やっと、ここまで来たか」というのが感想。 今年の初頭からずーっとこの映画のことをやってきて、撮影終了からは編集とクラウドファンディングの準備、チケット発売の準備…と、引き続き過密な日々を…

【撮影終了・編集中】近況のご報告【ハートボイルド・フィクション】

(2019年5月16日) 1月の脚本執筆開始から、9月8日の上映会を一旦のゴールとすれば、今はちょうど半分あたり。尋常ではない過密タスクとなる「撮影中」を無事に通過し、いまはまた人間らしいタスク量に戻っています。それでも、映画自体の編集・仕上げと…

考えない。

撮影10日前。ここ数か月で仮止めしていた数十本のネジを、最終調整しながら一本一本FIXしていく作業。正直言って、かなり大変でございます。 会社みたいに動く人間がたくさんいたり、使えるお金や日時がもっとあればどんなに楽かと思うけど、ないものはな…

『ボヘミアン・ラプソディ』はハードボイルド映画です…というお話

話題のハリウッド感動系映画には、原則として興味の薄いカムイですが…。 SNSで、大の大人がこぞって「泣きまくった」という感想。ちょっと尋常じゃないレベルの反響に「なにがあるんだ?」と気になって確かめに行ってきた。 はい、号泣しました。そして理由…

上映会あとがき -映画『マイ・ガール』『アンナ-Anna-』-

2018年11月17日(土)秋葉原ハンドレッドスクエア倶楽部にて。 2018年に製作した短編映画2本のプレミア上映会を行いました。saii監督作2本と合わせて、合計4本一挙上映のイベント。 まずはなにより、当日、舞台挨拶に集結してくれたキャストたち、観に来…