神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

映画

ハードボイルドってなに?ってお話

神威が作る作品はハードボイルドです。 すっかりそういうイメージになっているし、実際その通りです。ただ、そもそもハードボイルドというものを間違って認識されている方も多く、ただカッコつけて銃を撃ちまくったり、悪者をやっつける…みたいな。 まったく…

映画『マイ・ガール』撮影終了のご報告やらなんやら

「撮影終了」=「素材を集め終えた」という意味。 肝心の編集はこれからで、いずれ完成する映画の全容は、まだ僕のアタマの中にしかない。 まだまだ「あとがき」みたいなことを書くタイミングでもないから、今回、自主映画を撮ろうとなった事の発端やら諸々…

「スタンフォード監獄実験」が教えてくれること。

状況が悪を作る。性格や人格は関係ない。 与えられた状況によって誰もが悪魔化する可能性を秘めている。どんな状況でも「自分自身」でいることがいかに難しいか。 僕らは、常に、自分が邪悪にならないように努力し続ける必要がある。 スタンフォード監獄実験…

ある星の人がやってきた話

ある星の人が、人類を救うためにやってきました。 ある星の人は、人類に「生き残るために」ある言語を伝えようとしました。その言語を理解することによって、時間や空間の概念が丸っきり変わるようだ。 人類が救われるには、現在の概念を変える必要があるら…

号泣の聖典『DEVILMAN crybaby』の衝撃【感想】

僕にとっては聖典なので観ないわけにいきません。 魂をえぐられたように号泣しました。 地上波では絶対に放送できない、美樹の「あのシーン」があります。タラちゃんはタロちゃんに名前が変わって、最期は原作から改変されたけど衝撃的に泣けます。「これが…

ブレードランナー2049【少しだけネタバレ】

「ブレードランナー2049」公開初日に鑑賞。 ネタバレは、事前に読んでも問題ない範囲に収めてはいますが「100%何も知らずに映画を観たい!」という方は読まないでください。 以下、ほぼ旧作についてのお話で、ストーリーや核心部のネタバレは避けていますが…

「命」のお話 ~Tears in rain monologue~

『俺はお前たち人間には信じられない光景を見てきた。オリオン座の近くで炎を上げる戦闘艦。暗黒に沈むタンホイザー・ゲートのそばで瞬くCビーム。そんな記憶も、時と共に消える。雨の中の涙のように。…死期が来た。』 ブレードランナーは「命」の物語だ。 …

『ブレードランナー』が描けなかった未来

先日、BSにて「ブレードランナー」の放送があったので随分ひさしぶりに観た。今さら語るまでもないSF映画の金字塔ですが。 一昨年は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の30周年で、あれやこれや検証がされてましたね。1985年当時に描かれた2015年について。…

ほとんどの人が勘違いしている?『太陽がいっぱい』の名セリフ

僕は、40年以上、ずーっと勘違いしていたのかも知れません、 「太陽がいっぱいだ。‥最高の気分だ。」 アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』の超有名なセリフですが、あれ、ほとんどの人が信じている意味ではなく、本当はまったく違う意味のセリフだった…?と…

T2 トレインスポッティング…は、マズい気がする。

そんなもの作ってしまって大丈夫なのか?と思う。 「歳をとるのはクソだってことか?」「そういうことになるな。」 20年前に彼らが言っていたことが本当だとしたら、スクリーンにはどんなクソが出てくるの?ってことになる。 ========= 1996年「トレインスポ…

「見た目か中身か?」は知らないけど、ハン・ヒョジュが好みであることはわかる

異性を選ぶときに「中身が大事か、見た目が大事か」なんて語り尽くされた話題…。 あらためて考えても、「中身が大事」と「見た目が大事」が明確な反対語ではないから、いくら議論しても答えが出ないわけです。 中身はある程度見た目に出るし、見た目によって…

たまには黙ってお酒でも。

みんなに「かわいそう」と思われる状況って、意外に幸せなのです。 だってそれは「理解してくれる人がいる」ということだから。

ITS ONLY PAPER MOON

ナンバーワンよりオンリーワン…なんて言い方に感動している感じがウザい。 オンリーワンて、どこか傲慢なイメージがあるのです。 ナンバーワンでいいやん。 <広告> // ==== 「ナンバーワンにならなくてもいい。元々特別なオンリーワン。」ってことなんだ…

「わんわん!」と「にゃ~にゃ~!」

男女のケンカって決着がつきません。 どちらかが疲れて終わることはあっても、どちらかが折れて終わることはあっても、明確な勝敗はつきません。 なぜなら異種格闘技戦だからです。陸の上では虎が勝つ。海の中ではサメが勝つ。 違う動物だからです。むしろ決…

面白くないからだ。

昔は、みんな悪ぶっていた。自由な人間に見られたいと頑張った。 なぜなら、世の中がマトモすぎたからだ。そこでマトモに生きても面白くなかったからだ。 今は、みんなマトモぶっている。堅実な人間に見られたいと頑張っている。 なぜなら、世の中がムチャだ…

メアリー・トッドが呼んでいる。床に着く時間だ。

最初から、女の目のまわりには青タンがついていた。 以後、デイジーのやることなすこと全部がジワジワとツボに入ってきた。 あ、デイジーとは女の名前だ。 絞首刑にされるためにレッド・ロックに向かってる女の名前。 <広告> // 公開当時、この映画のあらす…

なぜか「泣き顔」

今、ところどころの駅のホームで某・新作映画のPV動画が流れています。 そこでブラッド・ピットの泣き顔が出てきます。通りすがりに横目で見ながら「相変わらず素晴らしいなぁ~」と思っていました。 映画でも実生活でも「泣き顔」の破壊力って凄い。 <広告>…

今そこに無い景色

僕らには見えていない風景があるんだ。 【風景1】でかい人(男) でかい人はお酒を飲んで上機嫌で駅に向かって歩いていました。道すがら、誰かとバカ話を続けながら歩いています。楽しかったね♪めでたしめでたし。【風景2】知らないひと(男) 知らない人は…

10回のうち1回の法則

10回のうち1回、良い事があれば、人間は生きていける。9回のキツさを吹き飛ばすほどの1回である必要はあるけども。 必要なのは「9」を受け入れる覚悟と、「1」がとてつもなく大きい「1」であると気づくこと。 実際はもう少し多いでしょう、良い事も。ただ、…

「食べる」に喧嘩を売る人 ヤン・シュヴァンクマイエル

「幼い頃から、食べるということが嫌いだった。」byヤン数日前に映画「アリス」を観てから、まるで蟻の巣に引き擦り込まれたような勢いで、長編3本、短編15本くらいを一気に観漁りました。完全にハメられた… 衝撃の映像作家、ヤン・シュヴァンクマイエル…

「ルーツ」と「ミルグラム実験」とハンナの言葉

「残酷な時代があったんだな~」 で済ませちゃいけない。 そこにあるのは、 現代でも変わらない… 人間の普遍的な性質だから。 「ルーツ」を観た。 1977版の再放送と、2016年版の放送の第一回。当時、社会現象にまでなった大ヒット・ドラマ。17世紀~19世紀の…

中2じゃなくても「バトルシップ」

現在、衛星放送で放送中の「バトルシップ」(2012年アメリカ)これ、公開当時に映画館で観ました。特にこれ観よう!で行ったわけではなく、ドライブと食事ついでに、たまたまやってたのを観た。これがアホみたいに面白かった。 <広告> // 「難しいこと考えた…

ライオンBと資本主義

ライオンAはシマウマさんを食べました。お腹がいっぱいになりました。その後に、シカさんが通りがかりました。ライオンAはお腹がいっぱいなのにシカさんを追いかけるのは無駄な労力なので、無視して寝ることにしました。zzzライオンBもシマウマさんを食べ…

【ない】ではなく【なくなる】がツライということ。

僕らは「失う」ことへの準備が苦手だ。人生とは失うこと。生きるとは喪失を繰り返すこと。わかっちゃいるけど…。実際に失うまでは、なにもわからない。どれだけ心の準備をしているつもりでも、いざそうなると、実は、なんの準備もできていなかったことを思い…

仮面 / ペルソナ

【ペルソナ(仮面)】心理学者・ユングの概念で「己の外的側面」「シャドウ(影)」と共に有名ですね。生きていく上で「仮面」は必要。社交性も仮面のひとつで、自分を抑えて周りを持ち上げるとか。嫌なことでも辛抱して頑張るとか。普通の人が普通にやって…

この世からSMAPがいなくなっても何の問題もないですが、ヴァンパイアがいなくなったらちょっと困る。

ヴァンパイアが好きなのですよ。いえ、ホラーが好きなのではなくヴァンパイアが好きなのです。この世からSMAPがいなくなっても何の問題もないですが、ヴァンパイアがいなくなったらちょっと困る。 <広告> // 「不老不死」「血を吸わないと生きていけない…

生きるために必要なのは

人間は、あまりに受け入れがたい事象に出会うと、それを信じたくない心理から、忘却本能が働くといわれる。 生きるために…忘れる。 忘れることによって生きていくことができる。 人間が「気を失う」…のも、恐怖のあまり精神が壊れてしまわないように防衛本能…

『理解できない』という理由で他者を否定してはいけない。

「理解できない」という理由で、他者を否定してはいけない。 その理解できない先には、きっと何かがあるに違いないから。

日本人の美学 アメリカの自由 「サヨナラ」マーロン・ブランド

マーロン・ブランド扮する米国軍人・グルーバー少佐は、仲間のケリーと共に神戸に転勤となり、そこで出会った歌劇団の女優・花荻と恋に落ちる。 「サヨナラ」1957年アメリカ映画。 「日本人との交際はご法度」とされている中で、ケリーは既に日本人女性と結…

これ、あかんやつやろ「セルビアン・フィルム」

みちゃいけないものってあるんだ。 暫くの間…性欲と食欲が80%、生きる気力が20%、減退した。 映画「セルビアン・フィルム」(2010年) 僕は、親友からDVDを借りて観たんだけど、彼は僕の許容範囲を知っているので、「神威なら大丈夫だろう」と判断…