人間の遺伝子には
「動物の血を見るとエクスタシーを感じる。」
という情報が組み込まれているんだと。
その昔のどこかの狩猟民族が、ジャングルに飛び出してライオンや熊に挑んだのは、
ただ食料調達の必要性だけではないと云うのだ。
死の恐怖を克服し、わずかな武器でライオンに挑む…そんな怖い事が続けられたのは、
そんな遺伝子…快楽のおかげらしい。
それはセックスに似ている。
仮に、セックスに快楽が伴なっていなかったら、ただ子孫繁栄という目的のためだけの行為だったら、人類はとっくに滅亡していたかも?
あんな疲れる行為、誰もしなくなるからだ。
動物が頑張って生殖行為に励むように、神様が、そこに「快楽」のプログラムを仕込んだらしい。
しかし、今時、動物の血を見てエクスタシーを感じたところで何も良い事はない。
どうせなら
「会社で書類を作るたびに興奮して気持ち良くなる。」
「重い物を運んだら、もれなく射精する。」
なんてプログラムだったら、みんなもっと働くだろうに。
キーワードは快楽…
快楽を伴う行為なら、人間は飽きない。真理ではある。
ただ、地球を作り上げた神様の偉大な知恵も、すでに時代錯誤ということか。