人間は「自分の視点でしかモノを見れない」生き物です。
【視界にないものは見えない。】
視界とは、過去の経験、想像力、客観性、人間性、年齢…等の要素で構成されていて、人それぞれに固有に存在する「見えている世界。」
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まったく同じ世界は、きっと存在しない。
似ている世界を見ている…はある。
理解しあいたい人がいるなら、相手の「見えている世界」を全力で見ようとすることだ。わからなければ、ただなるべく長い時間、一緒にいることだ。
伝えたい気持ちを言葉にすることだ。
経験がないことは罪ではない。
むしろ、知らないままのほうが良いことはたくさんある。
一歳未満の赤ちゃんをプールに落とせば普通にスイスイ泳ぐ。
水の怖さを知らないからだ。
無闇に強気な人は、大抵、成功体験が少ない。成功の怖さを知らないから妙に強気なんだ。
でも、それでいい。
それくらいでちょうどいい。
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「自分が周りと同じであることを確認して安心する」心理は、昔から根強くある。
ひと昔前なら井戸端会議、今なら、テレビやネットの芸能人ニュースに対して、コメンテーターの意見、一般の人の反応…を一通りチェックして「自分の考えが間違っていない」ことを確認してホッとする。正確には「間違っていない」ではなく「多数派である」に過ぎないのだけど。
人が求める「救い」は一定化してきていて、誰もが同じようなことを発信している。
絶対的なポジティブ至上主義がそこにあるのだけど、まるで、ネガティブな発言をしたら怒られそうな…そんな雰囲気は、少し異常と感じる。
「おはようございます。今日も、充実した一日をお過ごしください。」の言葉に、どれほどの言霊があるのかは知らない。
ネット上での個人発信が、そろそろデメリットがメリットを追い越してしまった感がある昨今、発信内容が無難になってしまうのも致し方ないことではあるけど。
結果「ビジネス上の建前」ばかりが氾濫している感がある。
いや、広告なんだからいいんだろうけど、面白くはない。
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「他人の視点」に頼りすぎの感がある。
もっと「自分の視点、自分の視界」でいい。