神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

撮影日記その2

祝・クランクアップ!

カムイログ

真ん中が石井てるよし監督。&一家勢ぞろい。

早朝にアクションシーンの撮影→高速すっ飛ばして帰京→東京での仕事を終えて夜には御殿場に舞い戻る‥なんてハードな日程もあったけど、一週間、ホテルの同じ部屋で過ごすと、東京から御殿場に戻った時のほうが「帰ってきた」感覚で妙に落ち着いた気分になるという、不思議。

 

今回のアクション監督は西田真吾さん、

西田さんとは、17年前に「徳川無頼帳」という時代劇で一緒だったことがある。その時の西田さんの芸名は「真壁真吾」。JACの中でも数少ない、千葉真一さんの「真」の字を受けついた人なわけです。‥とか書きつつ、昔話が平気で「17年前」なんてスケールになってるのが怖い。

 

最終日は、早朝から深夜まで現場にいたわりに、その日は親父・菅田俊さんのシーンが多かったため、「息子」の僕らは待ち時間の方が長く、ずーっとイジリーさん、やかんさんと話をしていた気がする。さすが喋りのプロ。お二人の巧みな話術に関心するやらなんやら。僕は、ほとんど笑ってただけですが。

話の内容は‥ここにはとても書けない内容がほとんど(笑)。

 

書けるのは、特撮大好きなやかんさんを中心に、菅田さんの「仮面ライダー」時代の話とか、僕が一話のゲストをやった「シュシュトリアン」の話とか。

カムイログ

特撮マニアのやかんさんとは「妖怪・ザ・お正月」ポーズで。

やかんさんのブログに、カムイのことを書いてくれてます。

http://blog.livedoor.jp/yakannabe/archives/51216312.html

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44歳‥同い歳のイジリーさん。

ちなみに、主演・外岡ちゃんのご両親は、僕らの二つ年下だと。‥なんだかなぁ、

 

それでも、ずっと遊んでたわけではなくて夜には「一家」ひとりひとりの紹介カットや

映画のラストシーンの撮影があったため、最終的には仕事した感を味わって、テッペン(24時)前には、全員でオールアップの儀式。

 

スタッフは、一泊(仮眠)してから翌日帰京とのこと。キャストも、ホテルの部屋をもう一日とってもらってたけど、部屋で寝るよりは、帰ったほうが早いから、現場から眠い目をおっぴろげて東京へ直帰。

 

愛車・セリカは今回もフル回転で大活躍でした。

戻ってきたら、東京はすっかり連休モードに突入済み。帰るなり、体がボロボロ感。

日ごろの運動不足が今になって襲ってきた。撮影途中は元気だったのに‥アドレナリンって偉大だ。

 

今回の仕事は、僕にとって、いろんな意味で「懐かしい」感覚が満載だった。

 

昔はこれが間違いなく俺の「日常」だったなぁ、なんて思ったり。

何が日常で、何が非日常か‥今は、自分でもわからなくなってるけど。めまぐるしくモード切替を繰り返しつつ、神様が用意した「現在」を‥生き抜くしかない。、

 

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劇中で使用した新聞