神威杏次 official blog

【俳優・映画監督・脚本家 カムイキョウジのモノローグ】

壮絶に生きるということ。生きるという壮絶なこと。

ひさびさに妙なシンクロニティを感じ、不思議な気分にさせてくれた映画、 「ライフ・オブ・パイ」(劇場公開中) 「ん?これって…俺が最近、考えてることに似てる。」という感覚。偶然の一致なのか、なにかの因縁なのか、こういうことはたま~にある。 この…

生きる意味

元来、人間が生きる意味なんて何もない。 人間は、動物、植物、花、木…あらゆる生命と同等に、地球の…宇宙の…構成物のひとつに過ぎない。 地球の支配者となり食物連鎖から逃れたために、繁栄し知恵をつけ長寿を得てしまったがために、生きるためには…様々な…

嫌悪感の正体

ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」と云うSF映画があります。普通に娯楽モノとしてかなり面白い映画だけど、この映画が訴えかけている事…テーマはかなりブラック。そして、映画から25年近く経った今、カーペンター監督が危惧したことは、まさに現実…

重い映画の名セリフ集 「セブン」「オールドボーイ」「アメリカン・ヒストリーX」

我が家に大型液晶テレビが導入された。 世の地デジ化商法にまんまと乗せられるのが悔しくもあって、また、普段さほどテレビを観る人でもないので、まぁそのうち、くらいに考えていたんだけど、買ったら買ったで、やはり大画面で映画を観れるのは嬉しい。 <広…

crazy baby kamui

昨日、なにげにネットをみていたら、ウィキペディアの英語版?のようなサイトに行き着いた。ウィキの正式な英語版ではないようなのだが、内容はウィキペディアをそのまま転載してる。 開発中なのか?なんなのか?やや意味不明ながら…。 そこでちょっと笑える…

混沌

2010年が終わる。 丸一年、俳優の仕事を請けなかったのは、ここ19年間で初めてのこと。撮影現場に出たのも、3月の映画が最後。 その間、俳優・神威は氷の中でずっと眠っている?状態。その間「世を忍ぶ仮の姿」である人間・神威は生きているわけで、…

幻想か希望か GANTZ 撮影現場

※画像追加:2014年 パンフレットより その日は朝から、ある特別な想いが胸に去来していた。 半年ぶりの撮影現場。昨年の秋に請けた仕事の残存。ポツンと一日だけ離れて、スケジュールが決まっていた日。 昨年秋にお話をいただきながら、スケジュール含む諸事…

ムチャ

俳優として生きてきた中で、何度か無茶をした記憶があります。 周りから見たらバカとか身の程知らずな行動なんだけど、根底にあるのは、現状を打破したいという純粋な想いゆえ。その時その時は、自分の中には確固たる…どうしてもそうしなければ納得いかない…

さらば相棒

今月末で、4年間連れ添った相棒に別れを告げる。 1994年式セリカ。 頑丈なトヨタ車とはいえ、さすがに15年走るといろんなところにガタが来る。 たとえベンツを買える資金があってもコイツを買った、というくらい好きで乗っていた「四ッ目セリカ」だけ…

やるからには…

本日は某・映画の衣装あわせ。 「諸事情で、しばらくスケジュールがとれない。」と、一度は丁重にお断りした仕事ではあったけど、数日後、「年末に一日、来年3月に一日、計2日間で、なんとかなりません?」と、あらためてのオファー。 こんなワガママ俳優…

「あばしり一家」記者会見

映画「あばしり一家」の記者会見に出てきました。 photo(C)毎日.jp photo(C)ORICON DD INC とてもリラックスした雰囲気で、楽しんできました。 映画は、11月21日、東京・渋谷HUMAXシネマにてレイトショー公開。 公式サイトです。↓ http://www.abashiriik…

神威になった日 THE KAMUI 

ひさしぶりに、竜童組の名曲「ザ・カムイ(THE KAMUI)」を聴いた。 実はこの曲が好きだったから、後々「神威」と名乗ることになったと云う、僕にとっては一生忘れられない曲なんです。 1987年頃に、当時ダンスを教えてくれていたダンサーの女性がジャズダン…

史上最大の「読み」間違い。とある衣装合わせ顛末記。

いや、確かに、脚本をしっかり読んでなかった僕が悪いです。 でも、これはちょっと‥脚本の書き方がわかりにく過ぎるんじゃね? ‥‥ 今回ほど、自分の役柄を明確に勘違いしたまま衣装あわせに臨んだのはさすがに初めて。‥という話。 某・深夜ドラマの撮影に入…

「あばしり一家」初号試写

昨日は、映画「あばしり一家」の初号試写(関係者試写)。 試写に、原作者の永井豪先生が観にいらした時点で舞い上がる。 上映後、挨拶させていただいたのですが、もう完全に舞い上がって「先生の大ファンです」ということを伝えるだけで精一杯。 以前にもブ…

諸行無常 パピヨンの死

大阪の実家から家族がひとりいなくなった。 パピヨンのナナが死んだ。 12歳くらい…だから、犬としては寿命に近いのだろう。 母はずいぶん前から独り暮らしが長く(今は兄と二人だが)一時期、心身ともにかなり心配な時期があった。12年前、ペットショッ…